未経験からプロへ!内定者研修で未来のエンジニアが学ぶ実践カリキュラム
お疲れ様です!エンジニアの未来編集部 中村です。
この記事では、セントラルエンジニアリングが「内定承諾者のみなさん」を対象に行っている「内定者研修」の様子をレポートいたします。
内定者それぞれの「らしさ」
内定を承諾し、春の入社を控えている学生のみなさんは、それぞれ学校で学んだ知識や経験を持ち、「こんな風に働きたい」といったイメージを持っている方もいれば、文系出身でも技術系の仕事に挑戦しようと決心している方など、一人ひとり違った背景があり、それぞれの想いを抱いていることかと思います。
そこでセントラルエンジニアリングでは、長年積み上げてきた技術とノウハウを活かし、内定者が入社後に出来るだけスムーズに、それぞれの「らしさ」に適した業務に就業できるように、各人のレベルに合わせたカリキュラムで「内定者研修」を実施しています。
内定者研修とは
内定者研修は、まだ学生のみなさんを対象とした研修ですので、学校の講義のある平日を避け、土曜日に行われます。
研修カテゴリーは、機械/CAD、電気、情報、プラント、自動車、建築設備(※年度によりカテゴリー変更あり)の6カテゴリーに分かれ、4〜7週間を1カリキュラムとして、e-ラーニングではなく、当社研修施設「A-LABO」トレーナーによるオンラインでの講義が実施されています。
今回取材した研修
今回取材させていただいたのは、未経験者を対象とした機械製図の体験コースの最終日で、このコースの受講生は大学4年生の3人。3人とも理系の学部の出身ではなく、初心者の状態からの挑戦です。
機械製図の基本をオンラインで4週間かけて学び、この日は秋葉原にある研修施設(A-LABO)に実際に足を運んでいただき、実際に3D CAD(コンピュータを使って立体的な設計を行うためのソフトウェア)を触っての総まとめとなります。最後に、研修で作成した構造物を実際に3Dプリンターを使って造形します。
研修開始
研修生の3人は3D CADをこの日初めて触るのですが、A-LABOトレーナーの親切な指導により、つまずくことなく順調に課題の構造物の設計が進んでいきます。
目標としていた作図を全員完了し、3Dプリンターを使って実際に構造物にしていきます。
待ち時間には、これまで研修生が作成した制作物についての説明を受けたり、実際に入社する新入社員にはどのような期待をしているのか、現場で新人に求められることや、知っていた方がいいこと、これまで多数の研修生と触れ合ってきた体験に基づくアドバイスなど、雑談を交えながら気さくにさまざまな話を伺うことができました
終了時間までに研修の振り返りをして、本日は解散です。研修生は研修の成果として、翌週までに研修成果をまとめたテクニカルレポートを提出します。
研修生の感想
3人の研修生に今回の研修の感想を伺いました。
「基本的にわからないことが多かったので、ついていくのに必死だった部分もありましたが、最終的には、楽しく取り組むことができました。また、ゼロから何かを作り出すというのは、すごく有意義なことだと感じました。
設計のさまざまなルールは理解できていないところも多いのですが、それは今後の課題として、ひとつずつ覚えていこうと思います」
「最初は全く知識がない状態からのスタートだったので、どう考えていけばいいのか戸惑うことが多かったんです。でも、研修を受けていくうちに「こんなこともできるんだ!」と、学びが面白いと感じるようになってからは、本当に楽しくて仕方がない状態で研修を受講することができました。自分でももっと勉強しようと思います」
「最初の座学の段階では、覚えることが多すぎて頭がパンクしそうで大変でした。ただ、自分は実際に取り組んで物事を習得していくタイプなので、実際の機械を触ったり、スケッチをしてみたりすることで『こういうものなんだな』と理解することができました。今後も、とりあえずやってみる、チャレンジしてみるというスタンスで臨んでいこうと思います」
三者三様の回答をいただき、ここでも3人それぞれの「らしさ」を感じることができました。
今後
今回参加した3人はひとつ可能性を広げることができました。この研修経験も含め、来春にどういう仕事に就くか、当社担当者が本人たちとよく話し合って方向性を決めていきます。
来春の新卒入社後は、約1ヶ月間、ビジネス基礎研修と技術基礎研修を受講していただき、社会人としての心構えやマナー、基礎知識。さらに各分野に分かれて技術の基礎を習得します。
昨年の新卒研修の詳細については「こちらの記事」をご覧ください。