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「SDGs目標7に迫る:再生可能エネルギーとクリーンな未来」

こんにちは、『エンジニアの未来』編集部 望月です。

近年、地球温暖化に関連して、「エネルギーをクリーンに」と言われています。

SDGs目標7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」
SDGs目標7 - ターゲット2「2030年までに、エネルギーをつくる方法のうち、再生可能エネルギーを使う方法の割合を大きく増やす。」 
他のターゲット(ターゲット1、3、a、b)は割愛させていただきます

地球温暖化とは、「産業活動などに必要なエネルギーを作る際に、二酸化炭素等の「温室効果ガス」が大量に排出され、大気中の濃度が増えた結果、気温が上昇している」ことを指しています。エネルギー源を、温室効果ガスの発生を抑えた、地球に優しい「再生可能エネルギー」に転換し、その割合を多くすることで地球温暖化の進行を食い止めることができるのです。

現在、日本の主なエネルギー源となっているものが、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料を原料とする発電によるもので、2021年の時点で、エネルギー源の73%を締めています。残りの27%は水力、風力などの再生可能エネルギーによるものです。今回はこの「クリーンなエネルギー」と言われる再生可能エネルギーについてご説明いたします。

◆エネルギーとは

そもそもエネルギーとは何でしょうか。エネルギーとは、何かを動かしたり、燃やしたり、光らせたり、化学反応をさせたりする元になる力のことです。また、水が高いところから低いところへ流れるのも、木の葉が木から落ちるのも、地球の引力というエネルギー(位置エネルギーといいます)が働いています。

身近なエネルギーは「電気エネルギー」で、 電灯、エアコン、冷蔵庫など、コンセントにつなげばすぐ使え、光・音・熱・力などに何にでも変幻自在で便利なエネルギーです。電気の他にも、ガス、ガソリンなどのエネルギーが様々な場面で私たちの暮らしを支えてくれています。

◆再生可能エネルギーとは

石油・石炭などの化石燃料は使うとなくなってしまいますが、それに対比して、太陽光や太陽熱、水力、風力、バイオマス、地熱などのエネルギーは、再生が可能であり、資源が枯渇せず繰り返し利用できるため「再生可能エネルギー」と定義されています。

例えば水力発電は、日本で古くから行われており、水を高いところから低いところへ流して水車を回し、電気を発生させています。水の流れる量を調整する事で電気の需要変動に対応でき、かつ二酸化炭素を発生させません。

風力発電は、海岸などに巨大な風車を並べ、風の力で回転させて電気を発生させています。こちらも二酸化炭素を発生させません。

太陽光発電は太陽電池に集めた太陽光エネルギーを利用する発電、バイオマス発電は、生物を意味する「バイオ」と量を意味する「マス」が合わさった言葉で、間伐材や廃油やゴミなどを原料とした発電、地熱発電は地下にあるマグマから生じた高温の蒸気を使用する発電でいずれもクリーンなエネルギーです。バイオマスを原料としたバイオジェット燃料を使ったフライトが既に日本でも行われていたり、温泉地で地熱発電が用いられているなど、用途が広がっています。

石油や石炭は海外からの輸入が多く占めていますが、再生可能エネルギーは、国内で生産できるため、安定したエネルギー源が確保できる点も期待されています。

地球上にいつでも存在している資源をエネルギーとする再生可能エネルギー、今後も様々なところで聞く機会が増えそうですので、注目していきたいと思います。

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