見出し画像

「エンジニアを目指す学生へ:機械系・電気電子系・IT情報系の魅力と仕事内容」

こんにちは、『エンジニアの未来』編集部 望月です。

当社の新卒採用ページには、「機械系」「電気電子系」「IT・情報系」という言葉が並んでいます。

新卒採用ページはこちらから

技術の世界やものづくりに興味があり、漠然とエンジニアを目指して調べたところ、分野の選択が出てきて迷っている、なんて学生さんもいるかもしれません。よく理解できていないと何だか最初のハードルのように感じますよね。

具体的にどんな仕事をするのかイメージがつかなかい、あるいは就活中で家族やパートナーに、就きたい仕事の内容をうまく説明できないという方へ、簡単にそれぞれのお仕事内容をご説明します。

◆機械系とは
機械系は、自動車、航空宇宙、鉄道等のインフラ、建設、家電、医療、プラント、電子部品、ロボットなどあらゆる産業に関わっている規模の大きな分野です。

一般的に、製品の設計を行う上流工程と、製作を行う下流行程に分けて考えられています。主に上流工程を担当する機械設計エンジニアは、機械が動く仕組み(メカニズム)を設計するため、材料力学、機械力学、熱工学、流体工学などの工学系の学問や、CADを用いる製図、製造に関することまで、さまざまな知識や経験が必要となります。

具体的な仕事の内容としては、まず構想設計といわれる、製作する機械の目的、使用者、予算、開発期間、使用環境等を明確にする、ざっくりとした設計を行います。それを基に、次に基本設計、および詳細設計を行います。これらは「機械設計」という言葉から一番にイメージされる、図面を描いたり計算をしたりする仕事です。CAD(Computer-Aided-Design/訳:コンピュータ支援による設計)を使い設計したものを基に、コンピューター内で仮想製造を行うCAM(Computer-Aided-Manufacturing/訳:コンピュータ支援による製造)やシミュレーションや解析を行うCAE(Computer-Aided-Engineering/訳:コンピュータ支援によるエンジニアリング)を活用します。

そしてデザインレビューを行い設計上のトラブルがないことを確認後、いよいよ試作品の製作を行います。決定した仕様通りに機械が出来ているか、不具合は無いかという評価の段階を経て、試作品のOKが出たら、いよいよ製品化され世に出ることになります。このような過程をチームメンバーと共に長い時間をかけて構築していき、最終的にユーザーの手に届けられる製品を生み出すお仕事です。

◆電気電子系とは
電気電子系と聞いてまず思い浮かぶのは、最先端の技術を搭載したデジタル家電、スマートフォン、あるいは半導体でしょうか。電子技術は1940年代に半導体を用いたトランジスタが発明されてから進歩を続け現在に至っています。電気・電子エンジニアは、電子技術を用いた製品に関わるところに必要とされるため、他にも、自動車、航空宇宙、鉄道等のインフラ、建設、家電、医療、プラント、ロボットなどさまざまな業界で活躍できます。

半導体についてはこちらの記事で解説しています。
https://note.com/central_labo/n/nc86a10c8c50d

電子機器の内部にある電子回路には、大きく分けてアナログ回路・デジタル回路の2種類があります。アナログ回路は連続した波形を扱い、デジタル回路は0と1で表現されるデジタル信号を扱います。プロジェクトに応じて必要となりますので、両方の知識を持つと活躍の場が広がります。

電子回路は機械製品本体の頭脳と例えられ、設計する際は仕様に基づき、製品をどのように動かすかを考え、電子回路基板を設計します。設計が形になったら、パソコン上で動作確認を行い、問題がないことを確認した上で試作品を製作。再度確認をして製品化、と完成までの工程は機械設計と同じです。

◆IT・情報系とは
ITとは「Information Technology/訳:情報技術」であり、コンピューターやインターネットなどを使った技術のことです。ITインフラを含めシステムを設計・構築・運用するのがITエンジニアという職業で、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア(←担当領域を統合し、インフラエンジニアともいう)、プログラマー、SE(システムエンジニア)、Webエンジニア等、分野にわかれた職種があり、それぞれ必要なスキルや知識は異なります。

ITインフラとはシステムの基盤になるものを指し、インフラを構成する、ネットワーク、サーバー、データベース、セキュリティ等を、それぞれのスキルを持ったエンジニアが構築します。
ネットワークエンジニアは、TCP/IPなどの通信の知識や、無線の知識などを活用し、目的や規模に合わせた適切な設計を行います。サーバーエンジニアには、サーバー構築のためのOSの知識、ストレージやクラウドの知識などが必要です。

システムに関しては、プログラムを作成する職種をプログラマー、プログラマーに出す開発仕様書を作成する職種をシステムエンジニア(SE)と呼びます。

プログラマーは、プログラムを作成し、テストを行いバグを摘出、解析・修正してシステムを完成させます。プログラムの説明書やテスト結果のドキュメントなどの資料の作成も必要な仕事です。

システムエンジニアには、クライアントの要求に応じたシステムを構築、設計する、という高度なスキルと知識が必要とされます。IT系の技術力全般に加え、要件を聞き出すコミュニケーション力や、必要な分野の異なるエンジニアをまとめる統率力が必要となります。

以上、それぞれの仕事内容をご理解いただき、魅力を感じていただければ幸いです。弊社の一員としてエンジニアの道に進んでみませんか?

弊社では、一緒にお仕事をする仲間を募集しております。ご興味ある方は、ぜひご応募ください。

★エンジニア社員紹介ページ★
https://www.central-engineering.jp/recruit/interview

最後までご覧いただきありがとうございます。「エンジニアの未来」は毎週月曜日更新!次回もお楽しみに!