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「大学院進学か就職か?理系学生が進路に悩んだ時の決断ガイド」

皆さん、こんにちは『エンジニアの未来』編集部 中村です!

多くの学生から、今後の進路について「大学院の進学と就職とで悩んでいる」と相談を受ける機会があります。当社を志望していただく学生には理系の学校、学部に通われている方が多いので、この相談内容を伺う機会は多いかと思います。

人によって悩んでいる理由は多種多様ですが、例年多い理由は、

・大学の先生に勧められて
・行きたい企業の就活に落ちたので
・研究している内容が面白くて
・将来就きたい職種には院卒の学歴が必要で

と、こんな理由が良く聞く内容になります。

今回は大学院進学と就職の選択肢に悩んでいる方に向けて執筆させていただきます。

▼なぜ大学院に行きたいのか?なぜ就職をしたいのか?

自分の進みたい進路には自分の目的があるはずです。自分が何を成し遂げたいのか?どんな人生を送りたいのか?その目的によって進むべき道は決まります。

個人的な考えとしては、本気で「やりたい研究がある」場合や「やりたい仕事をするために学位が必要」でない場合は大学院に行くメリットは小さいと考えています。

また、就職するにあたっても「とりあえず内定が出た会社に行く」「親が〇〇系の会社がおすすめと言っていた」という理由で入社を決めた場合は、実際に社会人になり仕事を進める上で壁にぶつかった時に、「あれ、何か違う」「やりたかったことじゃない」という結論に繋がる可能性が高いです。

進路に関しては「自分自身の目的を重視し、納得感を大切にしてほしい」ということが最大のアドバイスです。

▼「就職の決断が出来ないから、大学院に行く」という選択について

決断しない、ということは、学生という時間が伸びていくという現状維持ではないということを理解しましょう。

仕事において決断できずタイミングを逃すと、「失注する」「競合に負ける」「お客様の信頼を失う」など何かしらの損失が発生します。つまり、決断しないことで損失が起きることがあるということです。

目的もなく大学院に行くということは、何を失うことになるのか。

しっかりと自分自身に問いかけ、それでも「今は、就職することではなく、大学院に行く」という決断をしたのであれば、それはとても重要な決断ですので自信を持ってください。

問題を"先延ばし"にすることにメリットはありません。
大きな違いがあるので理解しておいてください。


▼自分が悩んでいるか要因を明確にする

何かの選択肢に悩んだときは「自分が悩んでいる理由」を明確にすることで、解決できる場合があります。自分の思考を整理する手法でおススメはジャーナリングです。

ジャーナリングとは…自分の考えを全て文字化し客観的に整理・観察する方法

「やり方」※色々と方法はありますが、1つの例です。

①紙とペンを用意します。
②整理するテーマを端に記入
(今回であれば「大学院に行く理由」と「就職をする理由」の2枚)
③10分間思い浮かんだ順にそのまま書く!
(書き続けることが大切です!10分あればA4用紙1枚くらいは真っ黒になります)
④書き終わったは内容を読み直し、気づいたことを整理する。
一度実践してみてください。自分が何と何に悩んでいて、何をしたいと思っているのかが理解できるはずです!

▼やっぱり、進路が決めきれないという方は…

大学院に進学するにしろ、就職をするにしろ、最終的には自分で進む道を決めなければなりません。より良い進路を見つけ出すために正しい情報収集をするということは非常に重要になります。

例えば、検討している進路を選択した先輩に情報収集すること。多様なキャリアを選択している6パターンの先輩と身近なキャリア相談ができる4パターンの方にアドバイスを貰えれば多角的な情報収集が出来ます。

①大学院進学→就職(良かったと思っている方)
②大学院進学→就職(悪かったと思っている方)
③就職→大学院進学(良かったと思っている方)
④就職→大学院進学(悪かったと思っている方)
⑤学部卒就職(良かったと思っている方)
⑥学部卒就職(悪かったと思っている方)
⑦大学のキャリアセンター
⑧大学の先生
⑨企業の人事担当者
⑩家族

進路選択において自分で考えるだけではなく、周りの方からアドバイスを貰うことは非常に有益です。就活や進学についての情報というのは自分よりも周りにいる人生の先輩方の方がよっぽどリアリティのある情報を持っているものです。知っているのと、何も知らないのとでは大きく差が出ます。後輩の特権を使って先輩方に情報収集をしていきましょう。

その際、「どんな情報があると、自らが決断できるのか」という視点をもって話を聞くと、今の悩みは解決する可能性が高いです。

▼最後は「失敗」を考えないこと

就職なのか、大学院進なのか、どちらかを選ぶとこんな失敗をするかもしれない。こんな困難があるかもしれない。そう考えることはまだ見ぬ未来への不安の表れです。

人生の中で「失敗」することは何もありません。「失敗」と考え捉えるのは、あなた自身の「あなたの心」だけです。もし「失敗」したことがあるのであれば、それはあなたを成熟させる出来事になっているはずです。

自分の考えを洗い出して、周りからのアドバイスを聞いて、結局どうしようか?と最後の決断を下す時には、今の決断は自分らしいか?自分がワクワクしているか?を確認してみてください。

◆セントラルエンジニアリングに入社して「やりたいこと」が見つかった先輩社員たち
https://www.central-engineering.jp/recruit/interview

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