雨の日の体調不良にサヨナラ!~気象病への対処法~
みなさんこんにちは!「エンジニアの未来」編集部の杉本です。
梅雨の季節になりますね。季節の変わり目にだるさを感じたり、雨が降る前や天気が変わる前に、頭痛、めまい、疲労感、関節痛、気持ちの落ち込み、吐き気、喘息などさまざまな症状で体調を崩しがちな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
これらの体調不良は「気象病」とも呼ばれ、「気象病」によって体調を崩す人は6割以上いると言われています。また気象病のなかでも、頭痛など、痛みを伴う症状は「天気痛」とも呼ばれます。今回はそんな「気象病」の対策についてお話ししていきたいと思います。
【原因】
雨の日に調子が悪いのは「気象病」が原因かもしれません。耳の奥の骨にある「内耳」という器官があり、気圧の変化を感じる役割を果たしていると考えられています。内耳は、聴覚と平衡感覚に関係する器官として知られていますが、そのなかには気圧のセンサーが備わっていて、例えば、天気が崩れて気圧が下がると、センサーが情報をキャッチしそれが脳に伝わります。気圧の変化は体には負担となるため、脳にはストレスとして伝わり、自律神経が乱れる要因となります。
その結果、交感神経(※体を緊張させる神経)が優位になると眩暈や偏頭痛、関節痛の悪化、更に副交感神経(※体をリラックスさせる神経)が優位になりすぎると眠気やだるさなどの症状を生じます。
【代表的な症状】
頭痛
肩こり
腰痛
関節痛
倦怠感
眠気
気分の落ち込み
イライラ
【対処法】
耳のまわりの血行が悪くなると、内耳がむくんで過敏になり、気象病を起こしやすくなります。そのため、気象病が起こりそうな時は、内耳の血行を良くすることが予防にもつながります。
☆耳を温める
耳の後ろにある「完骨」(かんこつ)というツボを温めます。耳の後ろの一番高いところの斜め下のくぼみにあります。ホットタオルや温かいペットボトルを当てるといいでしょう。
☆耳をマッサージして内耳の血流を良くする
① 両耳を軽くつまみ上下横にそれぞれ5秒ずつ引っ張る
② 耳を軽く横に引っ張りながら、後ろ方向に5回ゆっくり回す
③ 耳を包むように折り曲げて5秒間キープする
④ 掌で耳全体を覆い後ろ方向に円を描くように5回ゆっくり回す
※ 症状が出る前に行うのが効果的です。
また生活習慣の改善により自律神経のバランスを整えることにより、症状を緩和することが期待できます。
睡眠の質を上げる
睡眠のリズムを整える
バランスの取れた食事
ビタミンB群、亜鉛、マグネシウム、鉄を中心に
栄養バランスの取れた食事日光を浴びる
朝に強い光を10分以上浴びることで
刺激が脳に伝わり体内時計がリセットされる定期的な運動
血流を促して体温を高めにキープするぬるめの湯で入浴
10分~15分浸かる。体がリラックスし、副交感神経優位に、血行が良くなるストレスを溜めない
いかがでしたか? 今回は気象病の原因、症状、対処法を紹介させていただきました。これから梅雨の季節となりますが、今回のこの記事がみなさんのお役に立てば幸いです。