「変わりゆく時代に対応するエンジニアのキャリア構築法」
こんにちは、「エンジニアの未来」編集部 中村です。
世の中の役に立つ製品を作りたい。誰も見たことのない製品を作りたい。
エンジニアとして皆さんが「やってみたいこと」は簡単に頭に浮かんでも「やってみたいことを実現するための考え方」についてはわからない、と悩んでいる方がとても多いのではと感じます。
そこで今回は「エンジニアとしてのキャリアを考える上でまず意識してもらいたいこと」についてお話ししたいと思います。
「エンジニアとしてどんなキャリアを歩んでいきたいですか。」という質問に対して、一番多い回答タイプは下記です。
回答例1)
「私は小さいころから〇〇(製品名)が好きで大きくなったら自分もエンジニアとして開発に携わりたいと思っていました。エンジニアとして成長し、世の中に認められる〇〇(製品名)を作りたいです!」
回答例2)
「〇〇業界にあこがれを持っており、〇〇業界で力を付けたいです!」
小さい頃からの夢を叶える。とっても素敵な事なのですが、キャリアを考える上では正直おすすめしません。
なぜなら「製品や業界は時代によって変わるから」です。
日本を代表する大手自動車メーカー「T社」を例としますが、T社の祖業は自動車ではありません。
T社はもともと織機(布を織る機械)の会社でした。効率の悪い手織での作業を何とか改善するために動力による織機を発明し、販売していたのです。(現在のT自動織機がこれにあたります)
やがてT社はアメリカを中心にしたモータリゼーションの動きを敏感に感じ取り、現在の自動車メーカーとして台頭します。
人間の欲求に終わりはありません。製品や業界もトレンドや思いで変わっていきます。会社も同じです。同じものを10年後、作り続けているとは限らないのです。
よって、業界や製品を軸として考えるとニーズやトレンドによって変化することを認識しておいてください。
キャリアを考える際に大切になってくるのが”技術的な深化と専門性の構築”という視点で「仕事を考えること」なのです。
例えばエンジニアであれば、開発と一口に言っても「設計」や「解析」、「評価」、「実験」など様々な仕事から成り立っています。その仕事から自身のキャリアを考えていくことをお勧めします。時代が変わり、製品が変わっても仕事のセクション(作業工程)がなくなることはありません。
例えば
こんなエンジニアになれればどんなに時代が変わっても、安心して働くことができますよね。(もちろんそのためには絶えず勉強も必要です。)
上記以外で、キャリアを考えるポイントと回答例も記載します。
☑️イノベーションと新技術の追求:
私は常に新しい技術やイノベーションに興味を持っています。研究開発や新製品開発に携わり、技術の最前線で活動することが、私のキャリアの一部として重要です。
☑️クロスファンクショナルなチームワーク:
技術的な専門性を活かしつつ、他の専門家や部門と協力して大きなプロジェクトを遂行することが好きです。チームと共に成長し、成果を生み出す過程に参加したいと思っています。
☑️リーダーシップと影響力の発揮:
エンジニアリングマネージャーや技術リーダーとして、チームを指導し、ビジョンを共有しながら成果を上げていくことに興味があります。技術的な専門性を維持しつつ、人の成長と組織の発展に貢献することを目指しています。
☑️持続可能な技術の推進:
環境や社会に配慮した技術開発や、持続可能なソリューションの実現に貢献したいという使命感があります。技術の力を借りて、より良い未来を築くための一翼を担いたいと考えています。
キャリア形成の考え方に立てば、そもそも就職活動において企業を選ぶ際の見方も変わってくると思います。会社の規模、作っている製品、業界ではなく、
企業選択時はここを見ていただきたいと考えます。
不安定な時代だからこそ、「じぶん」に目を向け時代に左右されない存在になりましょう!
セントラルエンジニアリングが大切にしている考え
セントラルエンジニアリング株式会社は、エンジニア個人の可能性を見つけ「できること、やりたいこと」の実現のために活動をしています。今はまだ知識や技術力が無くても、皆さんが努力する環境を全力で整え、社員全員のキャリア・成長のために会社一丸となってこの未来を実現していきます。
当社が実現したい未来を創り出すために、「人材育成(出来ないを出来る)」と「雇用創出(やりたいに就ける)」というスローガンを掲げ、人材開発や採用活動を行っています。
「人材育成(出来ないを出来る)」・・
会社全体で社員・内定者のスキル(人間力・技術力)を育て高める環境や研修を用意し、個々のスキルを高めること。
「雇用創出(やりたいに就ける)」・・
研修等を通じて、自分自身の努力やスキルを次の仕事に繋げていくこと。本人の中長期的なスキルの獲得を第一優先として、配属や配置を決定すること。
エンジニアの成長やイキイキと働ける環境があってこそ、会社としても発展し続けられる。
是非一度、説明会などで、当社の取り組みを知って頂ければと思います!エントリーお待ちしております!
最後に、先輩社員がどんな気持ちで就職活動をしてきたのか。そして現在どのような仕事をしているのか。インタビュー記事を是非ご覧ください!