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夏バテにサヨナラ!~夏バテの原因と対処法~

みなさんこんにちは!「エンジニアの未来」編集部の杉本です。

夏真っ盛りですね!

体がだるい、疲れが取れにくい、食欲不振、睡眠不足などの症状が出ている方、それは夏バテかもしれません。今回は夏バテの5つの原因とそれぞれに対する対処法をご紹介いたします。

夏バテの主な原因は以下が多いといわれています。

1. 気温の高い室外と、冷房による気温の低い室内との温度差による自律神経(※)の乱れ。

2. 発汗による脱水症状。

3. 熱帯夜による睡眠不足。

4. 強い紫外線を浴びることで発生する疲労感。

5. 自律神経(※)の乱れで、胃腸の消化機能が弱まる食欲不振。

※自律神経とは
自律神経は、私たちの体にある神経系の一部で、意思とは無関係に体を健康な状態に保ち続ける働きをする神経の総称です。具体的には、体温や呼吸の維持、発汗や食べ物の消化など、生命の維持に必要なことを自動的に調整しています。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つから成り、互いにバランスを取りながら、交感神経は日中活発に動くときや緊張しているときに優位になり、副交感神経はリラックスしているときや寝ているときに優位になります

1. 自律神経が乱れた際の対処法

外の気温と室内の温度の差が7度以上ある状態で、室内と室外を行ったり来たりすると、体温調整のために自律神経が過剰に働き、疲労がたまる「寒暖差疲労」を起こします。

・室内外の温度差が5℃以上にならないように温度調整を心掛けましょう。
・涼しい時間帯で無理のない運動を習慣化し、自律神経を整えましょう。

2.脱水症状の対処法

体内の水分量が減ってくると、細胞は水分を減らさないように血管との連絡口を閉じてしまいます。細胞が守りに入ると、末梢の血液を収縮させ、血流不足になって疲労感の原因になります。夏は特に水分補給が不可欠です。正しい水分補給をしましょう。

・水分補給は塩分やミネラルを含んだ塩飴や塩分入りタブレットも併せて、1時間半~2時間ごとに補給しましょう。
・起床後や入浴後、運動後は特に注意して水分補給をしましょう。

・スポーツドリンクの飲み過ぎには注意が必要!
スポーツドリンクを飲み過ぎると、吸収した糖分により上がる血糖値を下げるために喉が渇いて、また糖質を含んだ清涼飲料水を飲みたくなるという悪循環に陥ります。その症状が続くと、糖尿病と同じような症状が出てくる可能性が高くなります。

3.睡眠不足の対処法

夜の暑さにより眠りが浅くなり、睡眠不足に陥りがちです。質のいい睡眠をとりましょう。

・ぬるめのお風呂に入ってリラックスする。
・エアコンの温度を28℃くらいにして就寝1~2時間前から部屋を冷やしておきます。
・就寝中は風が体に当たらないように注意する。
・寝る前にスマートフォンやタブレット、PCを控える(神経を落ち着かせます)

4.紫外線の対処法

紫外線を浴びすぎると体内にある酸素が酸化(活性酸素に変化)し、体にストレスを与えます。このストレスが老化を促進し、生活習慣病等、あらゆる疾病に繋がります。更に眼から紫外線を吸収すると神経細胞が酸化によるストレスを受ける脳疲労を起こします。

・日焼け止めなどUV対策の強化

・サングラスで眼を保護

・活性酸素から体を守る、抗酸化作用のある夏野菜の摂取

5.食欲不振の対処法

自律神経の乱れによって食欲が低下し、胃腸の働きが弱まることに加え、冷たいものを多く摂ることで十分な栄養が摂れず、食欲不振や消化不良などを起こしやすくなります。夏バテに効果的な栄養は以下の通りです。バランスの良い食事を意識しましょう。

・ビタミンB1:1番効果的。疲労回復等が期待できます。
 
食品例)豚肉や玄米、大豆、うなぎ、レバー等

・タンパク質:体を作るほかに体内の機能調整を行う働きがあります。
 
食品例)魚介類や肉類、大豆製品、乳製品、卵

 ・クエン酸:疲労回復に効果的。
 
食品例)梅干し、レモン、醸造酢

・ミネラル:汗で失った水分とミネラルを補給。
 
食品例)味噌汁、納豆、ナス、きゅうり、枝豆、ゴーヤ等

・βカロテンやビタミンC・E:紫外線から体を守る抗酸化(体の酸化を防ぐ)ビタミンです。
 
食品例)かぼちゃ、モロヘイヤ、トマト、ブロッコリー、オクラ、ピーマン等


いかがでしたでしょうか?以上が夏バテの原因、症状、対処法でした。これからますます暑い季節になってくると思います。夏バテに負けずに、元気に夏を過ごしましょう!

最後までご覧いただきありがとうございます。「エンジニアの未来」は毎週月曜日更新!次回もお楽しみに!