「意外と知られていない『その他メーカー』とは?業界研究で知る技術者派遣の魅力」
皆さん、こんにちは『エンジニアの未来』編集部 中村です!
就職活動の第一歩は、まず大手就職サイトに登録からスタート!という方が大半かと思います。その就職サイトには「業界地図」「業界ナビ」「業界研究」といった、業界を区切って学生の皆さんに仕事のイメージをして頂くためのページが必ず存在しています。
その中に「その他メーカー」「その他製造」という「その他」の括りになっているものがあります。
皆さんは「その他」の括りをご存じですか?
▼そもそも「メーカー」「製造業」とは何か?
製造業を行う企業のことを「メーカー」と呼びます。
製造業とは
製造業(せいぞうぎょう、英: manufacturing industry)は、原材料などを加工することによって製品を生産・提供する産業で、鉱業・建設業とともに第二次産業を構成する一大分野である。工業の中でもさらに重工業から軽工業までと幅広く、各国の産業構造によって異なる分布を見せ、概して経済活動において主要な位置付けとなる。家庭用電気機械器具(家電)、自動車といった工業製品から、コンビニエンスストアで販売される弁当や飲料(加工食品)を調理・製造する産業までが製造業に含まれる。(wikipediaより引用)
つまり、原材料を加工し、製品を作り販売まで行い収益を得ている企業のことを指します。それは皆さんの生活の中にあり、目に見えているテレビや携帯電話、住宅、自動車、食品、衣服などと、なかなか生活の中では目にすることがない半導体、工業用機器、工場等も含まれます。また原材料から製品製造までのすべての工程を担う企業もあれば、加工や製造の一部だけを担う企業もあり、手がける製品も企業によって異なります。
※総務省 日本標準産業分類より
https://www.soumu.go.jp/toukei_toukatsu/index/seido/sangyo/index.htm
▼「その他メーカー」「その他製造」の正体とは?
ものづくりの現場を支える専門人材派遣
専門人材の派遣やアウトソーシングによって製造業をサポートする技術者派遣、受託開発といったビジネスも存在する。
https://job.mynavi.jp/conts/2023/complete_guide/gyoukai/maker/sonotamaker_se.html
(就職サイト情報 2023マイナビより引用)
ニッチな商材・製品を製造しているという意味だけでなく、「製造業・メーカー」を支える技術者の人材派遣という業態や企業を指しています。つまり、「製造業・メーカー」企業を支えているのは、商社や営業・販売代理店だけではないということです。
▼なぜ「技術者派遣」「アウトソーシング」というビジネスがあるのか?
メーカー・製造業の技術開発の業務には高い専門性が要求されます。しかし、これらの専門人材の育成には、コストも時間もかかり、一時的な需要の増加や、技術革新のスピードに対応しきれないことが企業側の課題として発生しています。
これらを解決するために、社外(他社)のノウハウや資源(ヒト・モノ・カネ)を活用している企業が多く存在します。このような派遣・アウトソーシング企業は、設計から生産までのさまざまな開発プロセスに対応する多様な技術者を抱える大手から、IT開発、化学、バイオの研究など特定分野に強みを持つ企業などざまざまです。なお、こうした派遣・アウトソーシングサービスには、労務の提供を行う「派遣」と、業務の完遂を目的とした「受託開発」の両サービスがあります。
▼技術者派遣とは、一般的な人材派遣のこと?
平成27年の労働者派遣法改正前は・・・
技術者派遣→「特定労働者派遣」 、 一般的な人材派遣→「一般労働者派遣」
と呼ばれていました。現在では事業区別は廃止、どちらも同じ許可制となりましたが、スタイルは分かれて存在しています。簡略化した通称として、常用型は「無期」、登録型は「有期」の派遣と呼ばれることもあります。
詳細は以下から確認できます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077386.html
(厚生労働省 平成27年労働者派遣法の改正について)
技術者派遣は、「専門性の高い技術者」を正社員・契約社員として雇用しています。その社員を、各派遣先(お客様先)と雇用契約を結び、業務を遂行しています。技術者は社員であるため、派遣先がない期間も給料は支払われています。よって、「派遣契約が終わったので給与未払い」ということはあり得ません。技術者派遣で派遣される「専門性の高い技術者」は、設計や開発などの上流工程、また特定の分野で替えがきかない技術など、コア人材として派遣先で技術を提供しています。
ちなみに、登録型の派遣社員の方については、条件に合う人材を有期雇用で派遣する形式です。契約期間が終了したら雇用関係が消滅するため、給与は支払われません。
※どちらも契約更新期間、期間制限などは要件・定めあり。
上記からもわかる通り、技術者派遣は一般的な「派遣」とはそもそもの条件が異なっているので、「派遣切りって聞いたことがあって、なんかイメージが悪い」「契約期間が終わったら仕事ないのかな」ということはあくまでイメージであり、実体と異なることが多々あります。
(常用型派遣の場合は契約期間が終わると、派遣元企業の取引先企業での就業を確保します。)
業界研究は、イメージではなく”正しい情報を正しく知ること”を大切にしてください。
▼最後に
「メーカー」「製造業」「ものづくり」を支えているものは、技術力であり、人財であるということです。
1:どんな働き方で、どんな技術者になりたいのか?
2:その希望の働き方が、どんな業界、どんな会社で叶えることが出来るのか?
を明確にしてください。2については、沢山の会社と出会うことで、各企業の特長を知り、自身と理念(想い)が合致するかを確認してください。
▼セントラルエンジニアリングは「技術者派遣」だけではない
セントラルエンジニアリングは「技術者派遣」「受託設計/開発」「構内請負」「受託製造」という支援体制があります。またメーカー機能として、自社製品開発にも取り組んでいます。
企業によっては「技術者派遣」のみ、「技術者派遣と構内請負」など支援体制に限りがありますが、セントラルエンジニアリングは複数の支援体制とメーカー機能を持ち合わせることにより、社内で技術者のキャリアを積み上げることが可能になります。
是非セントラルエンジニアリングに興味が出てきましたら・・新卒・中途ともに技術者を募集しております!お問い合わせください。