エンジニアインタビューI・K 〜アスリート社員 上里琢文が行く!〜
弊社アスリート社員/上里琢文選手(ビーチサッカー日本代表)の「上里琢文が行く!」
このシリーズ企画は、上里選手が弊社の部署や社員などにインタビューを実施し、アスリートならではの視点をふまえ、皆さまに弊社のことをより知っていただく為のものになります。
今回は「営業担当の1日に密着!」という企画の続編として、トラックやバスなどの大手商用車メーカーに同行した際に、現地で勤務している2名のエンジニアにインタビューをさせていただいた内容をお届けいたします。今回は「I・K」さんへのインタビュー内容になります。
前回までの内容はこちら
営業担当の1日に密着!〜密着編〜
・エンジニアファーストの営業会議
・現地同行
もうひとりのインタビューはこちら
営業担当の1日に密着!〜エンジニアインタビュー S・D〜
上里:本日はよろしくお願いいたします。
I:お願いいたします。
上里:早速ですが、Iさんは入社何年目になりますか?
I:新卒で入社して、現在6年目になります。
上里:どんな仕事をされているのですか?
I:はい、私は車両開発をする部署の中で「補機」(エンジンで駆動させ、作動させるために必要最小限な補助機能をもつ機器のこと、またそれらを車体に固定させるための器具のこと)の設計をしています。
直近では(トラックの)1.5t車で問題が起きておりまして、その問題解決にあたっています。
上里:何人くらいで取り組んでいるのですか?
I:部署の中で4〜5人程度のチームに分かれて働いています。
上里:問題を解決できた時には達成感を感じるとは思いますが、普段やりがいや喜びを感じるときはどんな時ですか?
I:そうですね、自分が設計した部品の実物を見た時とか、関わった車両が街中を走っているのを見かけた時はやっぱり嬉しいですね。
上里:それは嬉しいですね。
I:そういった目線で車を見ていると、だんだん他社の車両もどうなっているのか気になるようになってきました。
上里:自分の目の前の業務だけでなく、興味があるからさらに視野が広がっていくのですね。やはり向上心を持って取り組んでいるのとやらされているだけでは差が出てくるところですね。
上里:設計が変更になったりすることはあるのですか?
I:結構あります。特に多いのは組み付け(実際に組み立てる工程)の部署からの依頼です。図面上では一見問題がなくても、実際に形にすると不具合が見つかるんです。修正依頼が来ると、設計しなおして、試作メーカーに頼んで試作品を直してもらうんです。
上里:実際に形にして組めるのかどうか試すのですね。でも不思議ですね。3Dの図面上で組めているものがどうして実際に組めなくなるのですか?
I:実物で組み付けようとしたら、例えば物理的に手が入らなくて組み付けられないということもありますし、作業の安全性も担保されていなければなりません。
上里:なるほど。試作機が組み上がると次は性能の試験になるかと思いますが、そこまで進んでからの修正などもあるのですか?
I:もちろんあります。工程が進んでからの修正は難しくなってきますが、安全や性能のためには必要なことですので手は抜けません。
上里:設計は花形の部門のように感じますが、影の苦労があるのですね。
上里:これまでの業務の中で、印象深いエピソードなどはありますか?
I:だいぶ前のことになりますが、50枚ほどの大量の図面上の品番や数値などを修正したことがあるのですが、それら全てが不具合がなく、(再修正で)戻ってこなかったときは嬉しかったですね。
上里:素晴らしいですね。先ほどの苦労話を聞いた後だけに、僕まで嬉しいです。今後、やってみたいことなどはありますか?
I:そうですね、今はまだ他人が作ったものを直したりしているのですが、やはり自分独自で一から作ったものを形にして、自分で見てみたいなと思います。
上里:ものづくりの醍醐味ですよね。他に業務の中で難しいと感じる部分はありますか?
I:コミュニケーション能力というか、言語化能力ですかね。いろいろな部署と連携してものを作っているので、業務の内容を正確に伝えなければならないところは難しいですね。
上里:最後に、セントラルエンジニアリングで働いて良かったところはありますか?
I:私は一回体調を崩してしまって、休職させていただいた期間があるのですが、普通の会社だったら解雇になっていたと思います。しかしセントラルは私の回復を待っていただき、しかも以前と同じ職場に復職させてもらえました。これには本当に感謝しています。
上里:営業担当のSさんに聞きましたが、やはり一度離脱した人が期間を空けて同じ会社の同じ職場に復帰することは珍しいことのようですね。もちろん、営業から復職のお願いはしたということでしたが、それが(取引先に)受け入れられたのはやはりIさんがそれまで積み上げた信頼関係があったからですよね。人柄や仕事内容も含めて、受け入れてもらえたのではないでしょうか?
I:ありがたいことです。
上里:今後のご活躍をお祈りします。本日はありがとうございました。
I:ありがとうございました。
■インタビュー後、営業担当のSさんにお話しをお伺いいたしました。
「今後も、セントラルの社員間の親睦を今以上に深めて、困った時に相談し合えるような関係になれるよう定例会のようなものが出来たらいいなと思っています。また、今回インタビュー応じてくれた二人もそうですが、わたしが携わる全てのエンジニアさんの力が今以上に発揮できるような環境も整えていく必要があると感じましたので、今後さらにがんばります!」
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上里 琢文(うえさと たくみ)
ー経歴ー
沖縄県宮古島出身。小学校1年生からサッカーを始める。学生時代に、県大会での優勝経験や沖縄県選抜チームに選出される。その活躍が認められ、京都サンガFCにスカウトを受けプロへ転向。その後、FC琉球(沖縄)→SVアラーハイリゲン(オーストリア)→JPVマリキナFC(フィリピン)などのチームを経験し、ビーチサッカーに転向(現 TOKYO VERDY BS 所属)。その後、ビーチサッカー日本代表に選出され、FIFAビーチサッカーワールドカップロシア2021で史上初の準優勝を果たし銀メダル獲得。2022年より弊社アスリート社員として入社し、人材開発部マーケティング課に配属。2023年ビーチサッカー日本代表(背番号5)として選出される。現在、社会人×アスリートとして活躍中。
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