「日常の清掃習慣がもたらす職場改善:ビーチサッカー日本代表のアスリート視点」
弊社(本社)では、役職を問わず全社員が職場の清掃・整理整頓する環境整備活動を実施しています。今回は、弊社アスリート社員/ビーチサッカー日本代表の上里琢文さんが、毎朝起きたらまずトイレ掃除から一日をスタートするということで、弊社の環境整備に通ずるヒントがあるのではないか?ということで、アスリート視点でのお話しを伺ってきました。
■ 毎朝トイレの清掃をしていると伺いましたが?
「はい、毎朝起きたら生活のスタートとして最初にトイレ掃除をしています。そうすることで1日を気持ちよく始められますね。」
■ トイレ掃除を毎朝しようと思ったきっかけは?
「特に理由があって始めたわけではないのですが、ある日『ふと』やろうと思ったんです。その時期は、コロナが蔓延し始めフィリピンで所属していたチームが活動中止になり帰国することになりました。東京ベルディBS(現所属チーム)に合流するために東京に来たばかりのころだったのですが、当時自分は30歳になり年齢的にも日本代表になるには、これが最後のチャンスで、チーム内競争でもアピールしなければなりませんでした。ビーチサッカーに集中するために当時は仕事をしていなかったので時間があったこともありますが、とにかく切迫詰まっていて、良い行いをすることで何かが変わるかも!という思いで始めたのがきっかけです。」
■ やりはじめて何か変化はありましたか?
「思った以上に、いろいろなことが良い方向に向かうようになりました。僕自身が日本代表での出場を目指していたのは、2023年開催のワールドカップだったのですが(ビーチサッカーのワールドカップは2年毎の開催)なんと!2021年のワールドカップに出場することができ、出場するだけでなく、ビーチサッカー日本代表史上初の準優勝という結果も残すことができました。」
■ それはトイレ掃除のおかげ?
「それはわかりません(笑)。確かに僕は運が良い方だと思います。しかし運も実力のうちと言われるように、常に運気を逃さないように心がけています。トイレ掃除も、トイレにはトイレの神様がいて運気が上がると信じてやっています。結果、行動の変化が意識の変化に繋がり、その先の何かが変化するんですよね。」
■ 些細な変化にも気づくようにもなったとお聞きしましたが?
「そうなんですよ、例えばピッチに落ちている小さなゴミに気づくようになりましたし、細かな汚れにも気づくようになりました。綺麗な状態が当たり前になるんですね。そして気づくだけではなく、自分から率先して拾うようになりました。以前なら自分ではやらずに誰かにやってもらっていましたが、今では人が嫌がることにむしろ積極的に取り組むようになったんです。」
朝一にトイレ掃除をすることで、心が整い、その後の行動にも変化が生まれてくると言う上里琢文さん。確かに長いスパンで考えるとメンタル(意識)や、行動の生産性に大きな差が生まれてくると感じたインタビューとなりました。
このインタビュー後、上里さんは弊社の研修施設である「A-LABO」で行われた環境整備にも積極的に参加していました。
【セントラルエンジニアリングの環境整備】
弊社においての環境整備とは『仕事をやりやすくする環境を整えて備える』ことであり、明日の未来の仕事の準備をすることです。整理にも順番があり、その順番は
①物の整理
②情報の整理
③価値観の整理
つまり、目に見える物の整理から入り、目に見えない価値観の整理をする。「形から入り心に至る」と弊社では定義付けがされています。
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