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「新入社員研修の全貌!即時実行と挑戦志向で未来のエンジニアを育てる」

弊社アスリート社員/上里琢文選手(ビーチサッカー日本代表)の「上里琢文が行く!」

このシリーズ企画は、上里選手が弊社の部署や社員などにインタビューを実施し、アスリートならではの視点をふまえ、皆さまに弊社のことをより知っていただく為のシリーズ企画となっております。

今回は、4月4日より約1か月間行われる、23卒新入社員研修について、研修担当者のW・Yさんにインタビューをさせていただきました。お話しいただいた内容は・・・

【23卒新入社員研修担当者の役割】

【コミュニケーション力とチームワーク】

【自分自身の成長】
以上の3テーマとなります。

上里:「 本日はよろしくお願いいたします。」

W:「 こちらこそお願いいたします。」

上里:「 Wさんは入社何年目になるのですか?」

W:「 2021年に新卒で入社して、この春で3年目になります。」

上里:「 3年目ともなると、仕事に余裕が出てきているのではないですか?」

W:「全く余裕なんてありません。1年目には1年目の、2年目には2年目の課題が常にありますので、毎日の業務が勉強です。ただし、目の前の業務に忙殺されすぎないように、自分の状況を俯瞰して見るように意識はしています。」

【23卒新入社員研修担当者の役割】

上里:「俯瞰して自分を見ることは大切なことですよね。そんなWさんが 23卒新入社員の研修の担当になったわけですが、まずは研修の概要を教えてください。」

W:「はい。セントラルエンジニアリングの23卒新入社員研修期間は約1ヶ月間になります。そのうちの 前半の2週間が基礎研修として社会人としての基礎を学びます。後半の2週間は各業種分野に分かれての技術研修となります。後半の技術研修は弊社の研修施設、「A-LABO」の専属講師が担当することになりますので、私が担当させていただくのは、主に前半の基礎研修になります。」

上里:「具体的にWさんはどのようなことをするのですか?」

W:「昨年の12月から研修の準備を始めました。研修で何をするのか、方向性を定め、内容を策定して、具体的な日程調整や段取り、手配までを取りまとめていく役割になります。自分が講師になるわけではありません。基礎研修ですので、ビジネスマナーや基礎知識といった比較的普遍的なものがベースにありますので、研修の内容そのものは例年のものと大きくは変わりませんが、前年の反省点や、世の中の変化を踏まえて構成する必要があります。またお客様から求められることも年々変化しますから、研修、技術、営業担当の社員の方達にアドバイスを頂きながら、形にしてきました。」

【コミュニケーション力とチームワーク】

上里:「求められる内容は多そうですね。今年の23卒新入社員研修は何を目的としたのですか?」

W:「はい、今回の研修の最終的な目的は、新入社員がこれから社会人として仕事をして行く上で、必要な考え方を理解して、実践できるようになることです。設定した研修期間内でのゴールとしては 自分の考えを持って意思疎通が取れる状態になっていただく、そのために研修生に心がけてもらう方針が2つあります。1つ目は『即時実行』、教わったことをすぐに行動に移すということ。 2つ目は『挑戦志向』です。失敗を恐れないで前向きに取り組もうということです。」

上里:「新入社員の方はエンジニア志望の方がほとんどですよね。 じっくり考えてから行動する方が多いように思いますが、『即時実行』が方針なのですか?」

W:「おっしゃる通りです。私自身、エンジニア志望だったのですが、すぐに行動したり、 考える前に手を動かすといったことは苦手でした。だからこそ、それができるようになるための研修期間なのだと考えています。 研修期間、私は全力で研修生のフォローアップに徹します。」

上里:「これまで意識してこなかったことに取り組んでもらうのは大変そうですね。」

W:「難しいと思います。そのため、今年はスクール形式の研修時間を減らして、ワークショップ型の参加形式の研修を増やしました。即時実行や挑戦志向の場として、アウトプットする機会を増やしました。自分で思考できるというメリットと、多少失敗して仲間に迷惑をかけることになっても、それ自体がいい体験になります。」

上里:「主体的に参加できるのはいいですね。サッカーでも、中学高校大学からスカウトされてプロチームに入団しても、まずは基礎技術を学び直した上で、プロとして個々の技術を積み上げていくことになりますが、それはエンジニアでも同じことですよね。」

W:「そうですね、基礎という点で言うと、今回の基礎研修の中で力を入れたいことのひとつがコミュニケーション力の強化です。『報告』『連絡』『相談』のいわゆる『報連相』ですね、これはそもそも『コミュニケーション力』がないとうまくできません。コミュニケーション力とは、発信力、傾聴力、そしてアサーションです。今回この3つをしっかり身につけていただきます。」
※アサーション:相手を尊重しつつ自分の意見を主張するコミュニケーション方法

上里:「エンジニアの世界は言うまでもなく技術力が重要なわけですが、敢えてコミュニケーション力に力を入れるのはなぜでしょうか?」

W:「はい、私の場合ですと情報系だったのでプログラムを組むことが多かったのですが、1人で完結する作業って、ほんの少ししかないんですね。実際の現場でもチームで業務に取り組んでいますし、全ての業界でコミュニケーション、チームワークは必要になってきます。現場で習得できる部分もあるかもしれませんが、全員で取り組めるのは新卒研修期間しかないというのが理由になります。」

上里:「その通りですね。僕は先日、ビーチサッカー日本代表で出場したアジア大会の決勝戦で負けてしまったのですが、選手個人の技術力に大きな差はありませんでした。チームワークという点で相手のほうが上回っていたのです。エンジニアの世界も、同じ技術を持っていてもコミュニケーションスキルが高い方が有利ですよね。 自分の言いたいことを言うだけでなく、相手の話もしっかりと聞くことが重要だと感じます」

W:「それで言うと今回の研修では、『個のコミュニケーション』と『チームのコミュニケーション』というワードが出てきます。個のコミュニケーションはまずは発信しましょうから始まるのですが、チームのコミュニケーションではメンバー共通の目標を定めるところから始まります。新卒の皆さんには、今回の研修でしっかりと『個人』と『チーム』としてのコミュニケーション能力を磨いていただいて、実務に出て活躍して欲しいですね。」

【自分自身の成長】

上里:「23卒新入社員研修を担当して、Wさんご自身に変化や発見はありましたか?」

W:「実は、私は昨年も22卒新入社員研修の担当でした。しかし昨年はカリキュラムを考えるでもなく、何をやるべきなのか主体性もないまま、責任者の方の補佐をしながら見学させていただいただけでした。対して今年は、研修内容の立案のところから参画させていただいており、研修生への想いの熱が全く違います。」

上里:「主体性があるかどうかで全く気持ちは変わりますよね。」

W:「ところが発見できたことは自分の未熟さでした。8つの意識[顧客、目標、品質、納期、時間、コスト、改善、協調]という資料を作成したのですが、自分自身にこの意識が欠けており、作成した資料が的外れなものになってしまったことがありました。知識として知っていても、実際に業務には落とし込めていなかったのです。それ以来、自分でうまくいかないことがある際に、何が問題なのだろうかと細分化して振り返ることができるようになり、具体的な改善ができるようになりました。」

上里:「教える側のWさん自身も成長したのですね。どんな業務でも取り組みかた次第で自分を成長させることはできますよね。それでは最後に、研修へ向けての意気込みをお願いします」

W:「私は年齢、経験年数からも、研修生の皆さんに近い立場にいます。私自身、まだまだ未熟ですので「教えるぞ!」と胸を張って言える度量はありませんが、2年間の社会経験で学んだことはたくさんあります。研修生の皆さんにお伝え出来ることを絞り出し、少しでも研修生に『できた』という体験をしていただきたいと考えております。」

上里:「僕から研修生には、プロ1年目としての自覚を持ってほしいと思います。プロだからこそ、基礎技術をしっかり学び、得意でなくても自分の目標から逆算して習得すべきことはきちんと習得して、取り組んでいって欲しいですね。Wさん、本日はありがとうございました。研修頑張ってください!」

W:「こちらこそありがとうございました!」

W・Y
三重県鈴鹿市生まれ。会津大学のコンピュータ理工学を専攻し、2021年にエンジニアとしてセントラルエンジニアリングに入社。経営企画室に配属。社内の各部署間の調整部分の多くに携わり、日々奮闘中。

【番外編】
23卒新入社員研修開始〜上里琢文の1DAY見学レポート

インタビューから約一ヶ月後、入社式翌日の4月4日から23卒新入社員研修が始まりました。 基礎研修期間はグループ会社共通の研修となり、入社式と同じTKPガーデンシティPREMIUM秋葉原で研修が行われています。上里選手が研修初日の様子を見学したレポートをお届けします。

【23卒新入社員研修に参加して】

本日は23卒新入社員研修の初日。現場の「TKPガーデンシティPREMIUM秋葉原」に見学に行ってきました。研修を受講するということで、新入社員のみなさんは受け身な姿勢で臨んでいるのではないかと一抹の不安を感じていましたが、会場に一歩踏み入れた瞬間に不安は吹き飛びました。さすがこれから社会人として歩みだす新入社員の皆さん、全員の気持ちが前を向いていることがヒシヒシと伝わってきます。

「社会人とは?」というテーマの講義では、今まで(学生)とは全く違う立場になった新入社員のみなさんに、まずは社会人としての自分の立場をしっかりと理解していだいてから、即時実行とコミュニケーションが最も大切だ!ということが丁寧に説明されていました。

私自身も即時実行やコミュニケーションの大切さは頭で理解していても、なかなか行動に移すのは難しいと考えていましたが、研修内ではその点を踏まえた上で、ワークショップ(体験型講座)の時間が多く確保され、即時実行とコミュニケーションを実際に経験してもらえる、有意義な時間だと感じました。

また、「挑戦志向」も大切にしてほしいという説明では、「とりあえずやってみる!」「失敗してもいいんだよ!」という講師の方からの言葉を受けて、研修生が積極的に行動しています。

Wさんは業務で忙しく、お話はできませんでしたが、彼が語っていた研修への想いは十分に形になっていました。安心感を抱きながら、会場を後にしました。

基礎がしっかりしていないと、その上に何を積み重ねようとしてもうまくはいきません。
セントラルの未来を担う新入社員の皆さんには、基礎を大切にして着実に社会人として成長していっていただきたいです。

上里 琢文(うえさと たくみ)

ー経歴ー
沖縄県宮古島出身。小学校1年生からサッカーを始める。学生時代に、県大会での優勝経験や沖縄県選抜チームに選出される。その活躍が認められ、京都サンガFCにスカウトを受けプロへ転向。その後、FC琉球(沖縄)→SVアラーハイリゲン(オーストリア)→JPVマリキナFC(フィリピン)などのチームを経験し、ビーチサッカーに転向(現 TOKYO VERD BS 所属)。その後、ビーチサッカー日本代表に選出され、FIFAビーチサッカーワールドカップロシア2021で史上初の準優勝を果たし銀メダル獲得。2022年より弊社アスリート社員として入社し、マーケティング部に配属。2023年ビーチサッカー日本代表(背番号5)として選出される。現在、社会人×アスリートとして活躍中。

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