「コネクテッドサービスの進化:スマートデバイスが拓く未来」
こんにちは、『エンジニアの未来』編集部 望月です。
「スマートデバイス」という言葉から何を思い浮かべるでしょうか。スマートフォンやスマートスピーカー、スマートウォッチなどでしょうか。調べてみると明確な定義はないものの、「従来からあるコンピュータ機器の枠にとらわれず、様々な用途に使用可能な端末のことで、スマホ、タブレットなどをはじめ、身に着けるウェアラブルデバイスやスマートスピーカー、スマート家電等も該当」するとのことです。
これらのデバイスはネットワークを通じて外部機器とのアクセスが可能で、私たちの生活の利便性の向上、安全性の向上などの効果が期待されています。
◆今後普及が予想されるスマートデバイス
スマートフォンは言うまでもなく、スマートスピーカー、スマートウォッチは普及が進み、身近でよく見かけるようになりました。では次に来るものは何でしょうか。今後注目していきたい、普及が予想されるスマートデバイスの例を挙げてみます。
1.スマートグラス(メガネ型の情報機器)
グラス部分がディスプレイになっている機器がすでに数年前より市販されています。Android等のOS、スマホとほぼ同等のストレージ、カメラが搭載され、Wi-Fiに対応し、マイクもスピーカーも内蔵されています。映像のみでなく、テキストデータも表示させることができるため、メール本文や、情報、通知を表示させることが可能です。自分のスマホを手に持っているのと同じ感覚で、両手を使わずに操作できる画期的なデバイスです。さらなる普及を期待したいです。
2.スマートリング
コロナ禍で非接触決済のニーズが高まった背景があり、数年前にカード会社からキャッシュレス機能搭載のリング型ウェアラブルデバイスが発売された時は、ニュースで多く取り上げられていました。交通機関を利用するときにICカードを探す必要がなく、両手いっぱいに買い物をした時にもすぐ決済ができる、など、利便性が高いと思われます。決済機能だけでなく、心拍数や体温の計測ができるもの、通話ができるもの、スマホを遠隔操作でリモコンとして使えるものなどさまざまな種類が発売されています。
◆コネクテッドサービス
スマートデバイスと根本的には同義で、インターネットに接続する部分を強調させた用語が「コネクテッドデバイス」、これを用いたサービスを「コネクテッドサービス」と言われます。
自動車業界にてコネクテッドサービスを搭載した車はコネクテッドカーと呼ばれ、コネクテッドカーの普及率は50%を超えているといわれています。
具体的には、車から離れた場所で様々な機能をリモート操作を行うことや、車の中の通信機能から車外の機器のリモート操作ができます。出発前は、離れた場所からリモートでエンジンをかけ、エアコンを入れ、目的地情報をカーナビに送信します。バッテリー状態のチェックや充電もできます。準備を家の中で済ませ、車に乗ったらすぐに出発ができます。
また、スマートスピーカーと車をつなぐことも可能で、乗車中に、運転席から車に話しかけ、車に搭載されたスマートスピーカーと通して、自宅のエアコン等スマート家電の操作をすることができます。
スマートデバイスの発展を調べていくと、生活の質(QOL:クオリティ オブ ライフ)が向上する未来が想像できます。そのような人々のQOL向上につながるお仕事に就いてみませんか?
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