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「採用担当者の素顔に迫る!松井 笙子さんの人生経験からくる採用視点」

こんにちは、エンジニアの未来編集部 島田です!数回に分けて、当社の採用担当者を紹介していくコーナーです!

採用担当者の職歴や経歴、休日の過ごし方や趣味、そして採用の仕事に対する情熱についてなど様々な視点でお話を伺い、採用担当者の人柄が伝われば幸いです。

今回は、ソリューション部 採用課 松井 笙子さんにお話を伺いました。ぜひ最後までご覧くださいね!


◆学生時代の経験と学び

松井さんの出身はどちらですか?
東京の杉並区で生まれ育ちました。ずっと杉並区に住んでいます。

 学生時代に所属していた部活などあれば教えてください。
中学校では全員が部活に入らなければならなかったので、理科部に入りました。ただ、あまり活動には参加せず、いわゆる幽霊部員でした(笑)4歳から地元の児童合唱団に入っていたので、そちらの活動がメインでした。

 児童合唱団に入ったきっかけは何ですか?
母が中学・高校の養護教諭をしていて、ある時、怪我をした生徒を病院に連れて行った際に、その生徒が児童合唱団に入っていることを知りました。それがきっかけで、私も4歳の時に合唱団の見学に行き、自分から入団を希望しました。親としても、そろそろ習い事を始めさせようかと考えていたタイミングだったようです。

合唱団時の松井さん

 児童合唱団の活動は長く続けられたのですか?
はい、大学3年生まで、16年間ずっと合唱団で活動していました。高校では、部活に入る必要がなかったので、合唱団一筋で続けることができました。

 合唱団以外の趣味や習っていたことはありますか?
バイオリンとピアノも習っていました。バイオリンは小学1年生から高校2年生まで続け、ピアノは元々保育士になりたかったので、必要だからという理由で、バイオリンと同じ時期に習っていましたね。

 学生時代の経験で、現在の仕事に役立っていることはありますか?
合唱団での長年の活動は、チームワークの大切さや、目標に向かって努力し続けることの重要性を教えてくれました。また、人前で歌うことで培った度胸や表現力は、現在の仕事でもコミュニケーションを取る上で役立っていると感じています。一方で、部活動にあまり参加せず、自分の興味のある活動に集中したことで、自分の意志を大切にすることも学びました。

ソリューション部 採用課 松井 笙子さん

◆社会人としてのキャリア

大学卒業後はどのような仕事をされましたか?
大学卒業後は、新卒で福祉関係の企業に入社しました。最初の3年間は現場で働いており、認知症の専門施設であるグループホームで勤務していました。9人の認知症の方と一緒に生活する中で、利用者さん一人一人に合わせた対応の仕方を学ぶことができました。

 グループホームでの仕事で大変だったことはありますか?
認知症の方は忘れてしまうことが多いので、最初は戸惑いました。利用者さんによって性格も違うので、一人一人に合わせた声のかけ方を考えるのが難しかったです。でも、試行錯誤しながら徐々にコツをつかめるようになり、仕事にやりがいを感じるようになりました。

 グループホームでの経験で印象に残っていることはありますか?
認知症の方は忘れてしまうからこそ、同じ場面に遭遇したときに違うアプローチを試すことができるんです。うまくいけば次もそのアプローチが通用しますし、うまくいかなければ別の方法を考えます。利用者さんによって対応を変えながら、コミュニケーションの取り方を学ぶことができました。

最初の会社には何年くらい勤めたのですか?
1年半ほど勤めました。現場で2、3年働いたら本社の運営に回れると言われていたので、もう少し我慢すれば本社に行けたかもしれません。でも自分の中で、普段からお年寄りと接していて人生の終え方について考える機会が多かったこともあり、外国で一度生活してみたいという思いが片隅にあったんです。

◆オーストラリア留学での経験と学び

 会社を辞めた後はどうしたんですか?
会社を辞めた後、オーストラリアに半年間語学留学に行きました。一度海外に行ってから帰国後に新しい企業を探そうと思っていました。

 オーストラリア留学ではどんな生活を送っていましたか?
オーストラリアに行った目的は、英語ができるようになりたいというよりは、海外の文化や多様性を知りたいというものでした。語学学校に通いながら、いろんな国の人たちと関わったり、放課後にクラスメイトとご飯に行ったり町を探索したりしていました。学校のアクティビティにも参加していましたね。

留学時の松井さん

 オーストラリアに行って一番学んだことは何ですか?
英語力というよりは、多様性や異なる文化を肌で感じられたことが大きな学びでした。いろいろな国の人たちと交流する中で、視野が広がったと思います。

 留学中に身についたことは何ですか?
留学中に特に感じたのは、自分の意見をはっきり言うことへのハードルの低さです。日本人は普通に話していて「私はそう思わない」と言うのはハードルが高く、現場の空気を悪くしがちですが、留学先ではそれが当たり前で、お互いの考え方を深め合うために普通に行われていました。自分の言いたいことを言うことの大切さを学び、自分でもできるようになったかなと思っています。

 留学から戻ってきて就職活動をする中で、当社を選んだ理由は何ですか?
面接官の方の印象が良かったことと、シフト制の仕事の大変さを経験して、生活リズムを一定に保てる仕事を探していたことが理由です。オフィスワークで人に関わる仕事ということで人事を選びました。また、同世代が社会人としてスキルを身につけている中で、自分も成長できる会社だと感じたことも理由の一つです。 

◆採用担当者としての視点

 松井さんが採用面接で特に重視しているポイントは何ですか?
私が採用面接で重視しているのは、応募者の素直さや人とうまくやっていける人かどうかの力です。同じスキルを持っていても、「知っているんで教えていただかなくて大丈夫です」というスタンスの人と、「知っているけど習っておこう、勉強しよう」という意欲がある人では大きな違いがあります。人からどう見られるかを考えた上で、自分がどのように受け答えをすべきかを考えることはとても大切だと思っています。

 面接での応募者の受け答えについて、どのような点を見ていますか?
質問をしたときに、就活の本などに載っているような模範解答に近いことを言ったり、良く見せようとするのは、考えた上での答えなのかな?というのはまず見ます。素直さというのは、思ったことを全て伝えればいいというわけではなく、自分の考えを伝えつつ、相手がそれを聞いたときに、自分がどう評価されるのかということを考えて発言できているかどうかが重要です。教科書通りの浅い答えではなく、自分なりの考えを持っているかを見ています。他には、オンライン面接の場合、後ろの背景がきたない場所を映さないように注意しているかや、目線を画面や相手の目に向けて話すことを意識しているかなども気にしています。そういった細かい点が直接不採用の理由にはなりませんが、応募者の姿勢を見るポイントにはなっています。

 これまでの採用活動で、最も印象に残っているエピソードはありますか?
今年の新卒採用で、ある応募者が最初に提出してきた履歴書があまり良くなかったことが印象に残っています。うちの会社に来る気があまりなさそうで、ちゃんと書けていない上に空白も多かったんです。最初の履歴書ではかなり不十分な印象でしたが、面接で直接会ってみると、すごく素直で良い子だったんですね。私からのアドバイスにもしっかり耳を傾けてくれて、次に提出してもらった履歴書はとてもよくなっていました。結果的にその子を採用することになったのですが、最初の履歴書だけで判断せずに、人となりをちゃんと見ることの大切さを改めて感じたエピソードでした。

 面接官としてどのような姿勢で面接に臨んでいますか?
面接では、相手の立場に立って考え、言葉遣いや態度に気を配ることが大切だと考えています。相手の心に寄り添い、その人の想いを引き出しながら、どういう人物なのかを深く理解するように心がけています。面接官としての威圧感を出さず、リラックスした雰囲気で応募者の本質を引き出すことが理想ですね。

◆当社の魅力と求める人材像

 当社の好きなところを教えてください。
エンジニアさんとお話した際に、自身で作っているものや、やっていることに誇りを持ってることがこちらにも伝わり、生き生きと働いているというところが好きなところです。

 当社で活躍するために必要なスキルや特性は何だと思いますか?
学び続ける姿勢が重要だと考えています。エンジニアの方々に話を聞くと、入社後に経験を通じて身につけたスキルが多いと言います。大学で学んだことも大切ですが、それ以上に会社に入ってから成長し続けることができる人材が求められていると感じます。

 最後に、この記事を読んでいる学生や求職者の方々にメッセージをお願いします。
当社に興味を持っていただいた方は、ぜひ選考を通じて自分の人生観や価値観を聞かせてください。面接では、応募者の方のバックグラウンドを理解した上で、今後の方向性を一緒に考えていきたいと思います。納得した状態で入社いただくことが何より大切ですので、自分に合った企業を見つけていただければと思います。

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