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「インターンを最大限に活用する方法:企業の視点から知るサマーとオータムインターン」

皆さん、こんにちは『エンジニアの未来』編集部 中村です!

インターンに参加した方がいいかな。。そう考えている方もたくさんいらっしゃるかと思います。

「秋冬インターン」と検索をすると、皆さん(学生)から見た視点としてのメリットやデメリットを記載している記事を見かけますが今回は、夏インターンと、秋冬インターンの"企業側の視点"をお伝えします!

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」。自分自身のことも相手(企業側の視点)のこともしっかり理解することはとても大切なことです。ぜひご参考にしてください。

▼なぜ企業は夏インターン(サマーインターン)を開催するのか?


一番の目的は「自社の認知度を向上させること」です。就職活動は年々早期化しています。一番学生が動き出す数が多い時期が夏インターン(サマーインターン)です。夏インターンの時期は大手企業以外、なかなか学生に興味を持ってもらうことは難しく採用担当者は大変苦戦します。

▼企業から見た「夏インターン(サマーインターン)」とは
夏休み期間を利用して、長期インターンを実施。学生に「企業の仕事」を理解していただくための機会にしたい。
夏インターンの経験のみで内定を出すことは基本的に想定していない。(長期インターンの場合は面談実施や学生の意向を都度確認する企業が多い)
多くの学生と接点を持ち、本選考になった際に再度ご連絡をさせて頂きたい。

夏インターンは、会社への理解・興味を持ってもらいたい学生へのアプローチだけではありません。職場を見てどんな仕事をしているのか知って頂いた上で、その職場で活躍できる学生かを見極める”選考に近い学生へのアプローチ”も兼ねています。しかし、毎年7月8月はまだ大学4年生向けの本選考に注力している企業が多く、夏インターンの準備期間と重なる時期となります。夏インターンを開催している企業は、大手企業や採用担当者が多く在籍する企業が一般的です。

▼なぜ企業は秋冬インターン(オータムインターン)を開催するのか?

企業側は情報を提供する場として開催しています。学生側にとっては、よりリアルな企業情報を得られるので、現実的に企業と相性を図りやすい環境です。また3月からの本選考に向けて準備を進める期間であるため、この時期から本選考前の学生とコミュニケーションを取り、企業認知を高めたい意向があります。

▼企業から見た「秋冬インターン」とは


✅一次試験を免除したり、別の選考ルートを用意し、早期内定を出したい。✅ある程度自社の採用基準に則した学生を集客したい。

いかがでしょうか。夏インターンと比較すると、秋冬インターンは企業側にとっては採用を早めに進めたいと考えていることがわかります。しかし、内定を出したいという例は外資系企業やベンチャー企業のように、限られた企業とも言えます。多くの企業が本格的な採用を始めるのは3月以降となります。(※現在の社会通念上)

また企業側としては、早期に出会える学生の傾向を以下のように捉えています。
・インターンを通じて社会人(社員)とコミュニケーションを取る機会が多く、人柄をきちんと知った上で内定を出すことが出来る。
・社会人との会話や場数が増えるため会話の意図を汲み取り、必要な情報を伝えることに慣れている。
・仕事や働く事を前向きに捉え行動しているため、社会人として自走し業務に取り組める。

▼「秋冬インターン」の落とし穴


秋冬インターン期間は、大学の後期授業が行われています。卒業に必要な単位が不足しないよう、自分の履修単位をしっかりと確認してください。企業から内定がもらえても、留年が決定すると内定取り消しになります。インターンを終えても、本格的な就活時期に入ると、なかなか大学へ行けなくなる可能性があります。学生の本分は勉強です。就活をしつつ自身の研究も進めていけるよう、スケジュール管理を綿密に行うよう心がけてください。

🔷就職活動にとって大切なことは「納得感」🔷

インターンを行うこと、選考を受けること、内定を得ること。
全ての行動において大切なことはご自身の中の「納得感」です。

「納得感」を得るため、以下のような準備は出来ていますか?

✅「良い」「好き」という感覚を言語化する
✅過去の良かった・成功した経験や想いとマッチするのか?共通項は何か?✅複数の企業と出会う

まだまだ当てはまらないことがあると思いますが、「納得感」を高めるための第一段階は「自分自身をよく知る」「自己理解」を進めることです。自己理解が進まない限り、どんな会社に出会っても「納得感」も無ければ、最後に「決断」することも出来ません。就職活動は、なんとなく行き詰まりを覚えたり、果たしてこの方法は正解なのか…と不安になることばかりです。その時は自分自身の「納得感」を得られているか確認しましょう。

◆セントラルエンジニアリングに入社して「やりたいこと」が見つかった先輩社員たち
https://www.central-engineering.jp/recruit/interview

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