見出し画像

「AI時代に求められるスキルとは?2035年の社会と働き方」

皆さん、こんにちは『エンジニアの未来』編集部 中村です!

現在の就職活動をしている学生が、社会人になった約12年後。2035年になったらどんな社会になり、どんな働き方が主流となり、どんな生活になっているのでしょうか?

これから起こる社会変化の中で、あなた自身がどんなキャリアを積み、どんなスキルを身につけた方がよいのかを考えるヒントになれば幸いです。

「人工知能やロボット等で代替可能な職業」という情報やニュースをご存じですか?野村総合研究所が発表したレポートによると、イギリスのオックスフォード大学の研究から、2030年頃には日本の労働人口の49%がAI(人工知能)で代替可能と推計されたそうです。

https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf

(出典:野村総合研究所)

そして、厚生労働省より「働き方の未来2035」という資料より、技術革新のインパクトとして「AI(人工知能)が得意な仕事」「人が得意な仕事」として情報が掲載されています。


代替可能性の高い仕事としては、専門的な知識を必要とするものの定型的な業務である仕事であり、認識や動作の習熟を必要とするものの大域的な判断を必要としないような仕事に関しては、労働の形態が大きく変わる可能性がある。


https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000133449.pdf

(出典:厚生労働省より引用)

つまり、技術が進歩することで、いくつかの業務はAI(人工知能)化される。しかし、AI(人工知能)が得意な仕事と人が得意な仕事とに振り分けられる可能性があるとのことです。そしてそのAI(人工知能)が得意な仕事は、「専門的な知識を必要とするものの定型的な業務」であるということです。

この情報からわかることは、専門的な知識を持っていても、定型的な業務や作業だけを行っていると、AI(人工知能)が得意な領域になってしまうということ。専門的な知識は身に付けながらも「仕事の質」を求められる時代になっていくことがわかります。

▼どんな知識やスキルが必要か

大きく2つの考え方があります。
1:「専門的な知識」+「専門的な知識」
2:「専門的な知識」+「人しか出来ない、人だからできるスキル」

▼「専門的な知識」+「専門的な知識」

専門的な知識は1つである必要がないということです。たとえば、イラストやデザイン制作の知識やスキルがあり、IT業界と組み合わせるとしたら、

・YouTube用のキャラクター制作
・3Dモデリング
・Webデザイン
などの仕事に生かせるかもしれません。

複数の知識を掛け合わせることで、新しい業界や仕事など活躍できるフィールドが広がります。これから伸びる業界であれば大きな収入アップも見込めます。学生の方であれば、「大学で学んでいる専門分野と自分自身が学びたい・興味がある分野」などの掛け合わせを検討してみてください。

▼「専門的な知識」+「人しか出来ない、人だからできるスキル」

これからの時代、長く社会で活躍していくためには、AI(人工知能)に負けない自分の強みを見つけて伸ばしていくことが大切です。

世界最大のビジネス特化型ネットワークのリンクトイン(LinkedIn)が「Future of Skills 2019」今、社会人が最も取得したいスキルと社内教育に関するリサーチを発表しています。


創造性やコミュニケーションなど、AIやビッグデータなどのテクノロジーでは補えない、人間特有の能力が、会計や財務などの「ハードスキル」よりもニーズが高いことが明らかになりました。


https://www.atpress.ne.jp/news/186330

出典:LinkedIn)

創造力やコミュニケーションスキルを磨けば、どんな時代でも柔軟に対応できる人材になれるということです。

社会人基礎力の創造力とは「新しい価値を生み出す力」。いいアイデアを思いつくことではなく、ある程度客観的な事実に基づいて「新しい価値」を生み出すこと、そして周り(上司や同僚、お客様など)に伝えることです。創造力は社会人になってから身につけるものではありません。日常の中で漫然と過ごすのではなく、もっと良くしたい、もっと周りの人に喜んでもらいたい、という考えの上で考え抜いて磨かれるスキルであるということです。

学生の方であれば、部活やバイト、自身の好きなことの中で、今まで通り・・言われた通り・・という考えではなく、大変でも新しいことを始めてみる。社会人の方であれば、仕事を作業ではなく目的を明確にして新しいやり方を模索してみる。そんな繰り返しをすることで創造力を高めることが可能になります。

就職活動や転職活動でも、「創造力」「コミュニケーション力」をもってどんな活動をしてきたかを伝えるようにすると内定へ一歩近づくことが出来ます。

▼最後に

仕事がAIに取られると考えるか。仕事をAIと人が共存すると考えるか。これからの社会において、変化する環境を「どう捉えた上で自らを変化させるか」が大きなポイントとなりそうですね。就職活動では「市場の中でNo.1製品があるから安定しているはず」「大手企業であればどこでも」という思考は、変化する可能性があるものを選択軸にしています。自分自身がどんな知識やスキルを持っていて、その知識やスキルを使ってどんなことをしてみたいかを整理してくださいね。

当社は、「どんなことをしてみたいかわからない」「大学の専門を活かせる仕事が良いがどんなキャリアにしたいかは考え中」という学生に寄り添い、面接面談を実施しております。そして内定期間中に最低限必要な専門知識を得ることができる研修等も充実しています。

当社へ少しでもご興味がある学生の方は、まずは会社説明会へのご参加をお待ちしております!

▼セントラルエンジニアリングとは

セントラルエンジニアリングは「技術者派遣」「受託設計/開発」「構内請負」「受託製造」という支援体制があります。またメーカー機能として、自社製品開発にも取り組んでいます。

企業によっては「技術者派遣」のみ、「技術者派遣と構内請負」など支援体制に限りがありますが、セントラルエンジニアリングは複数の支援体制とメーカー機能を持ち合わせることにより、社内で技術者のキャリアを積み上げることが可能になります。

◆セントラルエンジニアリングに入社して「やりたいこと」が見つかった先輩社員たち
https://www.central-engineering.jp/recruit/interview

最後までご覧いただきありがとうございます。「エンジニアの未来」は毎週月曜日更新!次回もお楽しみに!