「エンジニアに英語力は必要?技術力と英語で広がるキャリアの可能性」
皆さん、こんにちは『エンジニアの未来』編集部 望月です!
当オウンドメディアでは弊社の様々な情報をお届けさせて頂いておりますが、今回は、エンジニアを目指しているかた、エンジニアのかた向けに、エンジニアに英語力は必要か?というテーマでお伝えしていきます。
面接などでお話を伺っていると、英語が苦手だから高校の時に理系クラスに進んだというお話を聞くことがあります。エンジニアだから英語ができなくても、それほど関係ないだろうと思いますよね。
技術力が必要なことは言うまでもないのですが、それにプラスして英語力を身に付けることで、チャンスが広がることがたくさんあるのです。
■英語サイトを読み、英語の処理スピードをあげてみよう!
日本語のサイト・文献だけでなく英語のサイト・文献も読めるようになると、日本語に翻訳される前の、より最新の情報や、より詳しい情報が得られます。
日本語に翻訳された頃には、一般的に浸透している情報でも、その前に英語で最新情報を得ることができます。まずは以下のような英語のサイトにアクセスしてみましょう。
■一般的なニュースサイト
https://edition.cnn.com/ ※アメリカでニュース専門のTVチャンネル「CNN」のウェブサイト
https://www.bbc.com/news ※イギリスの公共放送「BBC」のウェブサイト
■IT系ニュースサイト
https://gizmodo.com/ ※ガジェット系の記事が多く掲載されている「ギズモードジャパン」の本家
https://www.wired.com/ ※アメリカで創刊されたIT系雑誌のウェブサイト
■その他
https://github.co.jp/ ※世界中の人々が作成したプログラムコードやデザインコードを無料で閲覧できるサイト
読んでも知らない単語がいくつも出てくるかもしれません。でもそれは気にせず、英語を英語の語順のまま
頭から一気に読み下していくのがコツです。最後まで読んで、ぼんやりとでもニュアンスがわかったらそれでOKとして次の記事にいき、まずはサイトに慣れて抵抗感をなくしていくことです。気になったり正確に内容を知りたくなった記事があれば、翻訳機能などを使って確かめてみましょう。
読むスピードは、180WPM(1分間に180語を読むスピード)を目標にしてみましょう。
※自分のWPMの算出方法は、語数÷秒数✕60 です。単語数はWordに貼り付けてカウントしたり、カウントできるツールを使用するなどして調べます。
例: 250wordsの英文÷70秒かかった ✕60 = 自分のWPM:214
英語を速く読むことを心掛けると、英語から日本語に訳そうとする頭の中の翻訳処理スピードよりも、目から入ってくる、次の単語や文章の文字処理スピードのほうが早く、先にきます。それに慣れると日本語に置き換えずに、英語のまま理解できるようになってきます。そうです!英語の処理スピードがあがるのです。ビジネスシーンで会議などで英語を使う場面には、そのスピード感も必要となってきます。相手が英語で言ったことに対して英語で瞬発的に返せるようになりますので、是非試してみてください。
■技術力と英語力で仕事の幅が広がる!
例えば、デパートに入ると、フランスやイタリアの高級ブランドのスーツやカバンがあり、家電量販店に入ると、アジア系のメーカーのPCや家電が多く販売されています。スポーツ用品でもアメリカやドイツの有名な会社がありますね。ご自分が日本で購入して手にした商品と全く同じ商品が、世界のいろんな国で販売されています。
流通の仕組みを考えてみましょう。1つ1つの商品ごとに、全世界分合計の数を決めて生産し、国ごとに分配数を決めて発送します。あるいは、各国から発注があった都度発送して、残りの在庫数を管理します。どちらにしても、発注や在庫管理を、全世界同じタイミングでデータを一括管理する必要があります。これを便利に管理するために、世界中の国で、同じ基幹システムを使って、サーバー本体は企業の本社がある本国に置き、各国からネットワーク経由で使用している、というケースが多くあるのです。
そういったシステムの使い方をしている場合、頻繁に本国の担当者に連絡を取る必要が出てきます。日本の祝日を伝えて土日と同じ扱いにしてもらうというような運用面、エラーになった場合などのトラブル対応、システムの機能拡張の依頼などがあります。これはほんの一例ですが、技術力と英語力のどちらも必要な仕事は意外に多く、身近にあるのです。英語力があることで、このような仕事ができると仕事の幅が広がりますよね!
■学生のうちに自分への未来の投資をしよう!
学生の時の英語を勉強する目的は、留学のため、友達を作るため、というのが現実的かと思います。でも社会人になると、必要に迫られて勉強を始めることが多くあります。いざ勉強しようと行動に移しても、仕事があるため平日夜の19時~20時ごろから始まる英会話スクールに通ったり、あるいは早朝7時からオンライン英会話のレッスンを受けたり、というスケジュールになります。
歳を重ねると体力的にもつらくなりますし、仕事で疲れているところで勉強してもなかなか頭に入ってこないかもしれません。比較的時間に余裕があって体力もある学生のうちに、自分への未来の投資だと思い英語を勉強しておくことをおすすめします。